乳と蜜の流れるところ
あらすじ/作品情報
――「彼」が縄を握ったのは「彼女」を守るためだった向き合えなかった男。向き合いたかった女。もう戻れない。けれどまだ終わっていない。向き合わざるを得なかった過去と痛みの先で男が見出した「覚悟」とは――。痛みを背負い続けた男が、苦い過去と向き合い再生していく大人の純愛物語。「時間をくれないか?」二人の女性それぞれへの想いの狭間で揺れる男。「待ってる」今、隣にいる恋人。「じゃあ、お先に」かつて深く傷つけた恋人。◆切ない大人の恋――大人になった今だから、わかる恋がある「それでも、私は“わたし”でいたい。女でいたい。」ありがとう、そして――ごめんなさい。【あらすじ】かつての恋人・ルイを、自身の独占欲から深く傷つけたことを悔い、恋愛も縄も、向き合うことを避けて生きてきた緊縛師・渡海(とかい)。だが、ドイツでの仕事中、受け手としてステージに立つルイの姿を目にしたことで、長く抑え込んできた感情が疼き出す。そこへ現れた“女王”の微笑を湛える謎の日本人女性の“挑発”は、渡海を過去と向き合わせた。縄を教えてくれた師にして、癒えない傷を残した仲秋。緊縛を知り尽くした女王様とその夫。痛みの先に希望を見出し、それぞれ異なる「縛り」を行う緊縛師たちとの出会い。彼らと接し縄に触れ、渡海は縛るという行為の本質を考え始める。【お客さまへ】・ストーリー上で欠かせない官能描写・ソフトSMおよび緊縛描写を含んでいますが、過度な加虐表現はなく、愛と信頼を軸とした描写に留めています。SM・緊縛に抵抗のある方にも、人と人が向き合うラブストーリーとしてお楽しみいただけます。【読者レビュー(WEB公開時)】女性向け小説投稿サイトで公開時、30代・40代の女性読者を中心に多くの支持を集めた作品です。■渡海の気持ちを込められない葛藤が繊細に描かれて、自分にも当てはまるし、目標への習得の参考になりました。中々何事もすんなり習得出来ないもんです。(40代・女性)■SMという一見普通には公にしにくいことですが、お話全体を通してそれも1つの愛の形、愛情を示す手段でお互いを信頼・愛し合ってるんだなと思って心が温かくなりました。(30代・女性)